分岐点になりうる一戦
2008/04/27 15:14

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Jリーグディビジョン1、第8節 京都サンガF.C VS 浦和レッズ

京都スタメン
GK 平井
DF 角田、森岡、手島
MF 中山、佐藤、平島、渡辺
FW 田原、柳沢

※アダリバ、シジクレイ、増嶋は出場停止。

浦和スタメン
GK 都築
DF 堤、堀之内、阿部
MF 細貝、闘莉王、山田、平川
FW エジミウソン、永井、高原

※啓太、ベンチ外。

キックオフ

序盤、攻勢をしかけたのは風上のホームの京都。
ロングボールから田原のサイドに開いた動きとポストを生かしての攻撃、右の平島と左の渡辺のサイド攻撃で、浦和のゴールに迫る。
しかし、堀之内と阿部が懸命のディフェンスでクリアしていた。

右サイドに開いた位置で、柳沢がボールキープ。中に切れ込み、中山がヒールでのワンツーでペナルティエリアに侵入するも、阿部のマークでシュートを打つことができない。

更に、これは見て驚きましたが、浦和陣内でタッチラインを割り京都のボール。出場停止の増嶋に代わり、渡辺がロングスローでボールを入れる。田原を狙うも、闘莉王がクリア。

しかし、田原対闘莉王のエアバトルは非常に見ごたえがあった。

中盤の攻防でも、闘莉王が激しいチェックで京都の中盤の芽を摘むと京都の佐藤もスライディングでカットし、非常に激しいプレーが目立った。

京都ペースで試合が進み、佐藤がインターセプトし、そのままカウンター。左サイド渡辺が攻撃を仕掛け横パス。これを中山が受け、ミドルを狙うも都築がファインセーブ。こぼれ球を京都の選手が詰めるも、オフサイド。

更に、ロングボールから田原がトラップしてのシュート、ペナルティエリア内で田原がキープし、反転してのシュートはそれぞれゴールに至らず。

その後も、佐藤がミドルを狙うも都築にキャッチされ、試合と主導権を握り、更にシュートは打つもののゴールには至らなかった。

一方の浦和は前半の途中までは、なかなか攻め込む場面がなく、中盤で非常にミスが目立った。闘莉王のパスミス、平川のトラップミスやパスミスで非常に内容は悪かった。

3トップに関しては、ポジションを固定せずに入れ替えて、変化をつけていた。

京都のパスカット、インターセプトの意識が非常に高く、特に佐藤と右の平島は非常にパスカットする場面が多く見られた。
更に裏を狙ったエジミウソンに対しても、手島の落ち着いた対応で、シュートを打たせず、安定した守備をしていた。

それでも、途中から永井が中盤の位置まで下がり、ボールをキープすると徐々に浦和の攻撃が機能し始めた。

永井が中盤でキープし、空いたスペースを狙いドリブル突破。徐々に侵入していき、エジミウソンにスルーパス。これをエジミウソンがシュートするも、平井が足1本でファインセーブ。

更に、永井から平川。平川がクロスを上げ、これを渡辺がクリアミスし、闘莉王がキープし、ミドルを狙うも枠を捉えれず。

その後も、山田のロングスローからエジミウソンがオーバーヘッドでゴールを狙うが、惜しくも枠の外。

前半終了間際に、浦和が細かいパスで攻め込み、攻めあがった細貝が突破を試みるが森岡がスライディングでカバーするが、森岡がスパイクの裏をむけファールになり、細貝が負傷。これにより森岡イエロー。

これで得たFK。永井がクロスを上げる。このボールは混戦になるも最後は平井がキャッチし、ピンチを凌ぐ。

前半終了。

後半、序盤は再び京都が攻め込む。
徳重が右サイドを駆け上がりクロス。柳沢を狙うも、堤がカバーしクリア。

更に、中山から左に開いた柳沢にボールが渡り、柳沢が逆サイドにいた田原にパス。これを田原が持ち込んでシュートを狙うも枠を捉えられず。

京都が攻め込む場面が続いたが、キープした田原に阿部が激しいチャージでファール。これに対して、田原が報復行為で1発レッド。
このファールで試合が一時中断。

数的有利になった浦和はここから主導権を握る。

後半12分、永井がキープし持ち込んで、高原にスルーパス。これを飛び出した平井がブロックするが、こぼれ球が高原に。高原が体勢と整えて、落ち着いてシュートを打ち、先制。

この先制点でリズムをつかんだ浦和は15分、右サイドで高原がキープし、エジミウソンへパス。エジミウソンがクロスを上げ、攻め上がっていたフリーの闘莉王がヘディングシュートを決め、追加点。

更に後半20分、永井のCK。このクロスに対して、闘莉王が再び頭で決めて、追加点。

浦和選手交代、永井に変え梅崎。
京都選手交代、徳重に変え斉藤。

浦和が完全に主導権を握り、梅崎を中心に攻撃攻め込み、梅崎もドリブルで駆け上がり、中にボールを入れるもクリアされる。

浦和選手交代、細貝に変え内舘。

後半30分、浦和のCK。梅崎がクロスを上げ、闘莉王の頭に当たり、最後は高原が押し込み。ダメ押しの4点目。

京都選手交代、中山に変え、林
浦和選手交代、闘莉王に変え、山田(直)

その後も浦和がボールを支配し、攻め込む場面が目立った。

京都も柳沢や林が積極的にプレッシャーをかけていき、戦う姿勢を最後まで貫いた。

ロスタイムは6分あったが、その後は両チームとも見せ場を作れず、試合終了。

浦和の勝利。高原、今季初ゴール。
京都は2連敗。

総括すると、京都は田原の退場が大きく響いた感じで、そこで数的有利を生かした浦和が立て続けにゴールを取ったのが最後まで響いた。退場により攻撃の方向性もなくなっていった。
前半は主導権をにぎり、予定通りを試合運びができていただけに、残念な結果となっただろう。

浦和に関しても、スコア的には完勝だが、風下ということもあったかもしれないが前半の内容の悪さや後半の立ち上がりの悪さとかを考えれば、高原のゴールは見られたもののスッキリとしない勝利とも捉えられるのではないかと思う。

京都
【守備】
平井と森岡、手島、角田は失点するまでは全体的悪くは無いが、クロスの対処に課題を残したといえるし、マークの受け渡しもうまくいっていなかった印象。

右の平島は非常にインターセプトの意識が高く、平川に対して落ち着いた対応をみせて良かったが、左の渡辺はクリアのミスもあり、攻撃ではミドルやロングスローと素晴らしいものがあるが、守備がお粗末な印象を感じた。

佐藤は何度もインターセプトと激しいチャージで中盤を締めていたが、空いたスペースを永井に突かれていた場面が多く、もっとボランチのバランスを取るとこや、連携という点では課題と感じた。

【攻撃】
ゴールが見えたら打とうとする意識が非常に高いのがいいが、もう少し中盤でのパスも増やすべきと感じる。特に中山が要所要所でパスミスが目立っていたのもそうだが、効果的に動いていた柳沢や徳重を狙うなど工夫も見せて欲しかった。

退場するまでターゲットマンである田原が非常にロングボールを多用して、ペースを握っていただけに、そこで抜けてからどのような攻撃を展開していくかというのも課題であると感じた。

ただ、加藤久がベンチ不在で采配の面も大きいといえよう。

浦和
【守備】
序盤は堤の軽い守備で左サイドを破られる場面があったが、徐々になれていった感じで、堀之内と阿部が非常に精力的で体を張った守備が試合終了まで光っていた。あと、都築のファインセーブも忘れてはならない。

中盤でも細貝と闘莉王のダブルボランチが激しいプレッシャーで、何度も中盤も芽を摘んでいたが、ボールを奪った後の切り替えが遅く感じたし、次の攻撃に繋げるパスの正確性というとこでは課題ではないかと感じた。

【攻撃】
思っていた以上に山田と平川のサイド攻撃が機能せず、平川のイージーミスで何度か、攻撃のチャンスをなくしていたが、永井が中盤まで下がり主導権を握っていたのが印象的であり、永井が引いたとこに闘莉王が攻め上がっているのが目立った。やはりポンテの不在であり、小野や長谷部の穴というのも響いているように感じた。

3トップに関しては高原が2ゴールを決めたものの、3トップ自体はどのように攻めたいかが、明確ではなかった。特に高原に関してはポストをしたいのか、裏を抜ける動きをしたいのかが不透明に感じた。
それでも、1点目で落ち着いて決めたシーンや3人囲まれてもキープし続けたシーンを見る限り、これを機にゴール量産して欲しいとこである。

エジミウソンがサイドに開いてクロスを上げたり、裏を抜ける動きで非常にいい動きをしていた。

浦和に関しては、立ち上がりという点では悪かったので、サポーターの方としては賛否両論に分かれるのではないかと感じた。

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